稲刈りの段取りを進めながら、秋冬野菜の準備をしています。
昨日はじゃがいもを植えました。
まずは大きめの種芋を切って、珪藻土をまぶしてしばらく干します。
種芋が腐るのを防ぐためです。
小さめの種芋はそのままで。
種芋は細かく切るほど、植える数を増やせるので、ついつい小さく切ってしまいます。
でもあまり小さすぎても生育が悪くなりそうだし、悩ましいところです。
種芋を切るときにいつも思い出すことがあります。
それは、以前、白王町のおばちゃん達といっしょに種芋を切る作業をしたことがあるのですが、
おばちゃんが
「戦争のときは食べるものがなかったから、
種芋でも中の部分は食べて、表面の芽の部分だけを植えていた」
と話していたことです。
そこまでして食べるものを確保していたのか〜!
今では考えられないなと、とても印象に残っています。
デジマとアンデスレッド、合わせて300個ほど植えました。
ここは、田んぼと湖のあいだの、誰が持ち主でもない土地。
しばらく荒地になっていたのですが去年開墾して、畑に戻しました。
ずっと使っていなかったためか、土がふかふかで去年はたくさん里芋が採れました。
土はいいのですが、ここは石がたくさん。拾っても拾っても、耕せばまた出てきます。
30分でこれくらいの石が拾えます。
石だけでなく、割れた瓦とかレンガとか、茶碗まで出てきます。
どれも土からできたものはありますが、土に還るまでには時間のかかるものです。
「も〜誰だよ〜瓦捨てたの〜」と嫌気がさしてきますが、
捨てた人はもうこの世にはいない人。
こういう置き土産はできるだけしたくないものです。
ひろべ